僭越、甚だしくも

2018年夏に突如Jrに転がり落ちたオタク

香水メゾンFUEGUIA 1833で香りのプロファイリングを受けてきた話

※今回全くオタク事ではない普通のブログです。

 

みなさん、香水は好きですか?

私は今でこそ好きですが、学生の頃は好きでも嫌いでもなく、正直なところあまり付けることに対しての意義が見い出せませんでした。中高生時代、化粧品に興味を持ち始め、その延長線上で「流行っているから」という理由で、買って付けたことがあります。だってセブンティーンで榮倉奈々ちゃんとか、北川景子ちゃんとか、尾形沙耶香ちゃんとか、ていうかおがちが!!!!!!(私はおがちがダントツに好きだった)それこそ雑誌版かばんのなかみ的特集で、JKマストアイテムとして香水を挙げてるから!!香水ってなんだか大人っぽい、と影響をされやすい私はすぐ買いました。

 

 

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生まれて初めて買った香水

 

でもそれはその子達が選んだその子達の好みであって、決して私の匂いの好みであることとはイコールではない、ということに当時の私は気づきませんでした。おがちは好きでも、私は好きではないことが世の中には沢山ある。私は私であって、おがちにはなれないということをこの時に学びました。そして自分の好みではない「甘ったるい」何かを付け、メイクもろくに出来ない(今も出来てるかどうかはアレなんだけど)匂いと顔面がチグハグな私、「学生のくせに色気づいて」と親に顰めっ面され、それでも付け続ける気力がなかった。まぁ、自分でもあまりしっくり来なかったこともあり、あっさりと香水を付けることをここで諦めました。結局、大学生時も含めて学生時代は香水というジャンルを挫折と共にほぼスルー。

 

ところが社会人になって、ある程度自分で自由に使えるお金が増えて、自分に似合うものを身につけようという、身に纏おうという意識が徐々に芽生えるようになりました。パーソナルカラー診断もその一つ。私は1stオータムなのですが、元々秋カラーは得意で好きだったこともあり、診断を受けたことによって似合うと背中を押されたことがきっかけで、それこそ箍が外れたように「自分に似合う」ものを集めるようになりました。コスメ、服、アクセサリー。そこそこ集めた私は思いました。「似合うだけでなく、私の考える見せたい私を着飾ることで表現すればいいのでは?」そうして益々パーソナルカラーの世界にのめり込みました。そして次には「匂いで見せたい自分を作ればいいのでは?」と思い立ち、Twitterで話題となっていた池袋にある量り売り香水屋のメルーさんにお邪魔し、カウンセリングを受け、仕事用に「営業成績抜群の売れる営業マン御用達、無味無臭」香水と、「メルーの店長さんがスカウトマン時代だったら忽ちスカウトしちゃう(香水付けてることでいい女感が出る的な)」香水を買いました。

 

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メルーの香水。鞄に入れてたらお茶こぼしてラベル汚れて悲しい。

 

これらの香水、普段使いには最適なんです。匂いも好みなんです。しかし!しかしながら!!!私、過去一買った香水の中で好きなブランドがありまして!!!!!!それが標題の「フエギア(FUEGUIA 1833)」です。六本木のグランド ハイアット東京1階ロビーにお店があり、日本ではこの1店舗のみの展開です。 

 

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FUEGUIA 1833

 

「フエギア1833(FUEGUIA 1833)」は昨年、グランドハイアット東京に日本1号店をオープンしたブエノスアイレス発のフレグランスメゾン。創設者であり調香師のジュリアン・ベデル(Julian Bedel)が、南米各地で採取した植物などを用い、希少価値の高いユニークなオード・パルファムを発表し続けている。メンズ・ウィメンズのカテゴリはなく、すべてユニセックス。インスピレーションとなった人物や風景などもさまざまで『詩人ボルヘスの作品に潜む、香りの謎を解き明かすコレクション』など、テーマも独特だ。ボトルやネーミングへのこだわりはもちろん、店舗には香水瓶の上にフラスコが置かれていることに驚く人も多い。ムエット(試香紙)を使わずに香りを試すことができるという、一風変わった趣向となっているのだ。

 

引用元

知性に訴えかけるフレグランス~調香師ジュリアン・ベデルが覆す香水界のセオリー 写真1枚 ファッション ニュースならMODE PRESS powered by AFPBB News http://www.afpbb.com/articles/modepress/3089333

 

要は人と被らないおしゃんな匂いで、ラグジュアリー感半端ない空間の香水メゾンです。みんな普段、六本木で買い物する?私はしない。グランド ハイアット入る?私は入らない。だって私、あの街が狙ってる顧客層じゃないもの!!!!!!でも日本にここにしかないなら、行くしかないよね。行きました。

 

そもそも、このメゾンを知ったのはWESTのジャニオタ友達がきっかけなんですけど(理由についてはネットの海で潜水お願いします)そのオタクがここで香水を買いたいというので付き添いで行ったはずなのですが店舗で一緒に接客を受け、あれよというまにMUSKARA PHERO J(ムスカラ フェロ ジェイ)という香水を購入しました。価格は100mlで3万円。たっっっっっ(かい)けど買った。なんだかんだで1年は持つので、ひと月2500円と思えば安いと感じてしまう。で、この香水が私は世界一良い匂いだと思ったのです。これを超える香水に出会ったことが無い、それくらい良い匂い。付ける人によって匂いが変わる面白い香水で、友達の場合はフローラル系、私の場合は甘ったるい香り(ベビーパウダー系の甘ったるさ)になりました。揮発性が高いので、香りすぎることは無く肌に馴染む薄い香り。空気に溶け込む、主張し過ぎない上品な香りが好きで好きで、すぐにファンになった。

 

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右が今回買ったの。左が前回のMUSUKARA PHERO J

 

購入してから1年半くらいちびちび使って(貧乏性なので)、そろそろ2本目が欲しいなと思った時に公式のホームページやFacebookのページを見ていたら、通常接客の他にプロファイリングをしていることを知りました。私、カウンセリングではなく「プロファイリング」という点に興味を惹かれました。プロファイリングなんて言葉、コナンと金田一PSYCHO-PASSでしか聞いたことない。要は、プロファイリング≠カウンセリングで、どういうシーンに付けたいだとか、人からどう見られたいだとかそういうことを加味して香水を選ぶのであれば普通のカウンセリング接客になるけれど、プロファイリングは自分の背景(食べ物、季節、色、素材など、つまりは自分の好き嫌い)を突き詰めて、科学的に選んでいく作業、自分の軸となる香りを探すことが目的となるようです。深層心理が求める香り、オタクそういうの好きじゃん?ξ*‘ ー‘)

 

プロファイリングは不定期開催らしく、私が初めて問い合わせしたのは2018年の9月頃。その際に次回は2019年2月までは休止してると連絡を頂き(ホームページの問い合わせに開示されているメールから連絡を取りました)、1月に再度連絡→ようやく予約が取れました。ちなみに次回は2019年6月頃まで休止なようですので、気になる方は店舗に直接確認をしてみて下さいね。

 

プロファイリング内容としては、予約時に予め告知されていたように「食を中心にしたパーソナルな質問」が中心でした。しかし好きな食べ物を聞かれると分かっていても、みなさんすぐにパッと思い浮かびます?というか大人になってから「好きな食べ物派なんですか」という問いをされることがまず、ほとんどないじゃないですか。私はなかった。嫌いじゃないものは数多くあれど、好き、好きって何.....迷宮.....。考えれば考えるほどよく分からなくなってしまったので、考えるよりも頭に思い浮かんだものを答えてきました。結果として、自身が深層で思ったり感じていることが浮き彫りなって面白かったです。

 

私の場合、料理の調理方法としては「蒸す」が一番好き、野菜の中では「キャベツ」が一番好きで「田舎から旬の野菜が送られてくるので定期的に食べる。野菜そのものが好き」だけど「シャキシャキしたら食感の葉系のものは苦手、例えば春菊やチンゲン菜」、お肉の中では「鶏が好き」、フルーツは「なくても困らない」、香草は「香り過ぎるのはNG、でもミントは嫌いじゃない」、香辛料は「スパイシー過ぎるのはNG。スパイス程度、香り過ぎない適度は好き」、香水を使う目的は「普段にも使えるけど、観劇したり遊びに行く時のスイッチ切り替えも出来るような香りがいい」、香水を付けたい欲は「春~夏にかけて上がって行って、秋がピーク。冬は嗅覚が敏感になるので、あまり付けたくないかも知れない」、朝~夜で好きな時間帯は「日が上った、誰もまだ起きてないような静かな時間帯」、好きな飲み物は「コーヒのブラック。砂糖もミルクも要らない」、海か山だったら「山が好き。でも田舎がキャンプ場近くだったから川もあって、水辺があるところが好き」、、、他にも沢山回答しましたが、概ねこんな感じで受け答えしながら、自分自身でも噛み砕いて、改めて自分の好きな物、嫌いなものに対して向き合う感覚がありました。 

 

ある程度好みを伝えたところで、担当コンシェルジュの方が香水を吹き付けたフラスコを持ってきてくれます。また、香りに対する先入観を抱かせないように、香水の名前や制作のバックグランドを伏せ、ある意味ブラインドされた状態でこれは好き、これは違う、といった感じで匂いをひたすら嗅いでいきます。10種類くらいフラスコを嗅ぐのですが、嗅いでいくうちに鼻がバカになるので、途中でお水を飲んだりコーヒー豆を嗅いだりしながら、一旦リセットしてまた嗅いでいく、ということをしていきました。

 

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プロファイリングはこんな感じで行われる

 

割と初期の段階から、今回購入するに至った匂いのフラスコを握りしめながら、これでもないあれでもない、これは似てる、同じくらい好きだけど甲乙付け難い、難いけどどちらかと言えばこっち、かなぁ.....と悩みに悩み、最終的にCactus Azul(カクタス アスール)とENDEVOUR(エンデバー)の2つに絞られました。

 

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FUEGUIAの香りの構成

 

●Cactus Azul(カクタス アスール)

1.high notes :Cactus flower(サボテンの花

2.midium note :Cedarwood(シダーウッド)

3.low notes :Nanah mint(スペアミント

2のシダーウッドの香りが強くて、一見ウッディー。1がサボテンの匂いなので、種類としてはフローラルなんだけど断然ウッディー。夏休みの田舎っぽい雰囲気のある匂い。作製した調香師が、夏の別荘とバカンスにインスピレーションを得た香水だそうで、当たらずとも遠からず。

 

●ENDEVOUR(エンデバー)

1.high notes :Santos Palisander(ローズウッド)

2.midium note :Hinoki(ヒノキ)

3.low notes :Pink Pepper(ピンクペッパー)

第一印象とっても海っぽい雰囲気のする匂い。聞いたら、このエンデバー=船の名前で、幻の大陸目指して航海に出た探検船が名前の元だそう。夏に付けたい香りだな~と思っていたら、去年の夏に発売した香りだそう。私、いい線行ってた。

 

この2つの共通点はミントなんですけど、私が食べ物の好き嫌いで「香草は香り過ぎるのはNG、でもミントは嫌いじゃない」って答えてたんですよね。私、ミント好き……なの?(ここでようやく自覚)思えば歯磨き粉もミントが好きだし、ミントのお菓子でたら必ずチェックするし、というかチョコミン党だし、思い返せばミントが大好きな自分を発見。居たわ、ミン党な私が。一説によると、味覚とは「95%が嗅覚」で、残りの5%が味らしく、その考えでいくと味覚と嗅覚って繋がってるから、味覚の好みがそのまま匂いに反映される人が多いのも納得。でも、たまに変な人もいるらしく、甘い食べ物大嫌いなのに匂いは激甘が好き…のような人もいるらしい(担当してくれたコンシェルジュの方も「そう」なんだって)、が、大抵の人は今回の私のように味も匂いも「好き」が一緒の人が多いそう。

 

前回購入したMUSUKARA  PHERO J(ムスカラ フェロ ジェイ)もそうなんですけど、揮発性高くて匂いに癖のない、アクセントが強すぎない、バランスが取れた匂いが私は好みなようです。好き嫌いの申告時に、異様に「~し過ぎない」という単語を連発してたことも指摘され、あぁそういえばとここでも自覚。その観点からみると、ENDEVOUR(エンデバー)はちょっと匂いの癖があって、ちょっと引っかかる(でもちゃんと好きな香り)。悩みに悩んで今回はCactus Azul(カクタス アスール)を購入しました。エンデバーは次回、夏に、たぶん、買う……買います……。

 

今回プロファイリング受けてみて、一番感じたことは「選んでいる」ということ。ブログに書いた以上に色々会話しながら、私は私の「好き」を言葉にしていったんだけど、自分で思っている以上に私は好き嫌いがハッキリしているということだったり、何かを選択する際にそれなりに一貫性があって、つまるところ私の嫌いじゃない=好きが見つかって、納得するというか無意識下で選んでいること、適当なようで案外きちんと選んでいるものなんだなというのが知れて、これはこれで新発見だった。というのが今回のオチです。

 

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今回購入したcactus Azul

 

そんなこんなでラストにお披露目。香水は木箱に、そして包み紙は航海地図。おしゃれすぎる。当然値段もおしゃれでした。さよなら諭吉3人。でもいいの、この匂いはFUEGUIAでしか嗅げないものと納得させながら「自分に似合う」と選んだこの香水を纏って今日も仕事を頑張ろうと思いま~す!

 

以上です。